営業から市場戦略へ。34歳が外資医療機器でフィールドマーケに転身できた理由

34歳の主人公は、医療機関向け商材を扱う商社で営業として働いていました。現場で多くの医療従事者と接する中で、製品がどのように使われ、どんな課題があるのかを間近に感じる機会が増え、“もっと上流で製品の方向性や市場づくりに関わりたい”という思いが強くなっていきました。そこで挑戦したのが、外資医療機器メーカーのフィールドマーケティング職。医師向けトレーニング企画、新製品導入、競合分析など、戦略寄りの役割へキャリアチェンジ。結果として530万から820万へ大幅な年収アップを実現した転職成功ストーリーです。

人物プロフィール

年齢:34歳
性別:男性
転職前:BtoB商社/法人営業(医療機関向け商材のルート営業)
転職後:外資医療機器メーカー/フィールドマーケティング
転職前年収:530万
転職後年収:820万
転職動機・テーマ:現場知見を活かしつつ、製品戦略・市場づくりなど上流の価値創造に携わりたい。

ざっくりまとめると

・医療機器を扱う商社営業として7年勤務
・“売るだけの営業”に限界を感じ、企画職志望へ
・外資医療機器のフィールドマーケにキャリアチェンジ
・530→820万の年収アップ
・営業経験を現場インサイトとして評価され転身成功

転職前のキャリアと悩み

“商材を売るだけ”の営業に限界を感じていた
前職では医療機器や消耗品を幅広く扱い、医療現場との関係構築と提案を行っていました。しかし商材数が多く、深く製品理解をする時間がなく、価格交渉や納期調整が中心になる仕事に疑問を感じていました。現場で医師から聞いた“本当に必要な機能”がメーカーに届かないことにももどかしさを感じ、自分の知見をもっと上流で活かしたいと考えるようになりました。

転職を意識したきっかけ

現場で感じた課題が製品に反映されない悔しさ
医師から“本当はこういう機能があれば助かる”と言われても、商社の営業としては橋渡ししかできず、改善に数年単位の時間がかかる現実に違和感を覚えていました。そこで初めてフィールドマーケという職種の存在を知り、自分が理想としている“市場をつくる仕事”に最も近いと確信しました。

転職活動内容

営業経験を“現場インサイト”として構造化しアピール
職務経歴書では営業実績だけでなく、現場で得たインサイトやユーザー行動の違い、導入プロセスの理解など、マーケ職につながる要素を重点的に言語化しました。エージェントとは職務変換の対策を行い、ダイレクトではメーカーのマーケ担当者と事前面談し、役割期待や求められるスキルを確認しながら応募を進めました。

意思決定のポイント/自分の市場価値

“現場理解 × 論理構造化”が高評価につながり920万オファー
最終的に選んだのは、外資医療機器メーカーのフィールドマーケ職。新製品導入、医師向け勉強会の企画、競合分析など戦略寄りの仕事に携われ、自分の営業経験を最も活かせる環境だと感じました。複数社から内定を獲得しましたが、“意思決定の速さ”が決め手となりこの企業を選びました。

内定・転職後の変化

営業から市場づくりへ。キャリアの解像度が一気に上がった
転職後は、新製品導入計画、KOLとの連携、データ分析、医師向けトレーニング企画などを担当。外資ならではのスピード感についていく大変さもありますが、自分が企画した施策が実際の導入件数に成果として現れる手応えは大きく、営業時代とは違う達成感を得られています。

メッセージと総括

医療営業は“製品企画寄りの実務”を積んできたキャリアでもある
営業だから企画に進めないのではなく、現場インサイトをどう構造化するかが鍵です。エージェントは職務変換の言語化に強く、ダイレクトは現場理解に強みがあるため両方併用することをおすすめします。

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