IT営業から戦略コンサルへ 31歳で“提案”から“変革”を担う側へ
31歳の主人公は大手IT企業でアカウントセールスとして5年間、様々な業界のクライアントを担当してきました。案件対応や提案活動には自信を持つ一方で、営業という立場では“顧客の事業そのものを動かす決定”には関われないもどかしさがありました。「もっと上流で、事業や業界の変革に関わる仕事がしたい」と考え、挑戦したのが大手戦略コンサルティングファーム。結果として年収は550万から720万へ。営業から“変革を担う側”へとポジションアップを果たした転職成功事例です。
人物プロフィール
年齢:31歳
性別:男性
転職前:大手IT企業/法人営業(アカウントセールス)
転職後:大手戦略コンサルティングファーム/戦略コンサルタント
転職前年収:550万
転職後年収:720万
転職動機・テーマ:営業として個社支援ではなく、業界全体の変革や事業戦略に携わる役割へ挑戦したい。
ざっくりまとめると
・大手IT企業で法人営業として5年従事
・大口顧客を担当するも“案件対応の延長線”に限界を感じる
・事業戦略や変革プロジェクトに興味を持ち始める
・戦略コンサルファームへキャリアチェンジ
・年収550万→720万へ大幅アップ
転職前のキャリアと悩み
“提案の先”に踏み込めないもどかしさ
私は大手IT企業でアカウントセールスとして、業界トップ企業から中堅企業まで幅広い顧客を担当していました。提案活動や関係構築には自信があり、評価も安定していましたが、ある時期から「本当の課題はもっと上流にあるのではないか」と感じるようになりました。
顧客に寄り添いながらも、最終的には自社プロダクトの範囲でしか課題解決ができず、事業モデルや戦略そのものに踏み込むことができない立場に限界を感じていました。
転職を意識したきっかけ
経営層との会話から見えた“自分のやりたいこと”
ある大手顧客の経営会議に同席した際、私は衝撃を受けました。議論の中心は製品導入ではなく、事業構造、競争戦略、M&A、組織再編といった“企業の未来そのもの”。その瞬間、「自分はこの議論の当事者になりたい」と強く思いました。そこから戦略コンサルというキャリアに興味を持ち、本格的にキャリアチェンジを検討し始めました。
転職活動内容
営業経験を“戦略思考の土台”に変換
私はまず職務経歴書をゼロから作り直しました。単なる売上実績ではなく、
・顧客の業務プロセス分析
・現状課題の構造化
・提案内容のロジック構築
・意思決定者との合意形成プロセス
といった“戦略コンサルにつながる行動”を中心に再整理しました。
エージェントとはケース面接対策を繰り返し、ダイレクトでは現役コンサルタントとの面談を重ねて、求められる期待値を把握しながら応募を進めました。
意思決定のポイント/自分の市場価値
“構造化力 × 合意形成力”が高評価で720万オファー
複数社の選考を受けた結果、最終的に入社を決めたのは大手戦略コンサルファームでした。面接では、営業経験の中で培った“顧客課題の構造化力”と“意思決定者との調整力”が強く評価され、オファー年収は720万円でした。金額以上に、事業と組織を動かすプロジェクトに携われる環境が手に入ったことが、大きな手応えでした。
内定・転職後の変化
“案件担当”から“変革を設計する側”へ
現在は、事業戦略策定、新規事業のスキーム設計、コスト構造改革、PMI支援など、上流かつ高難度のプロジェクトに携わっています。責任は大きいものの、企業の未来に直接関わる仕事に携われるやりがいは非常に大きいです。一方で、膨大なインプットやアウトプットが求められるため、学び続ける姿勢が必要だと痛感しています。
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