26才 プログラマー→ITコンサルの転職事例/年収450万→600万

26歳、SIerでプログラマーとして働いていた彼は、生成AIの進化により「このままではプログラミングの仕事が縮小するのではないか」という不安を強く抱き始めました。より上流の工程に携わり、AI時代でも価値を発揮できるスキルを身につけたいと考え、ITコンサルタントへの転身を決断。技術×課題解決力を武器に、新たなキャリアを切り開いた転職ストーリーです。

人物プロフィール

年齢:26歳
性別:男性
転職前:SIer/プログラマー
転職後:ITコンサルティングファーム/ITコンサルタント
転職前年収:450万
転職後年収:600万
転職動機:AI時代に通用する上流スキルを獲得したい

ざっくりまとめると

・SIerプログラマー→ITコンサルタント
・AIに仕事が奪われる不安から転職を決意
・450万→600万へ年収アップ
・要件定義や課題解決系スキルを習得
・将来性のあるキャリア構築を実現

転職前のキャリアと悩み

AIが急激に進化する中で、自分の将来像が見えなくなった
SIerのプログラマーとして2年半、業務システムの改修やテストを中心に担当していました。しかし、生成AIがコード生成やバグ検知まで担い始めた頃から、「このまま下流工程を続けていて市場価値は上がるのか」という不安が強まりました。

・要件定義や設計は別部署が担当し、成長の幅が限定されている
・AIが担える業務が増え始め、将来のキャリアが描きにくい
・単純作業の比率が高く、スキルアップに時間がかかる
・周囲でも「次のキャリア」を意識する同世代が増えていた

「技術は好きだけれど、このままでは“替えの効く存在”になってしまう」
そんな焦りが強くなり、転職を具体的に考え始めました。

転職を意識したきっかけ

“上流に行かなければAIに代替される”という危機感が決定打に
転機となったのは、新規システム導入プロジェクトでITコンサルのチームと関わったことでした。彼らは、経営課題の整理から要件定義、改善策提案までを担い、AIが代替しづらい価値を提供していました。

その姿を見て、「自分もこうした上流領域で勝負したい」と強く思うようになりました。

同時に、世の中のテック人材のキャリア分析をする中で、ITコンサルは
・論理思考×技術の両軸が評価される
・AIによる代替が難しい領域
・30代以降の市場価値が高く維持される

という特徴があることを知り、「今動かないと手遅れになる」と本気で覚悟が固まりました。

転職活動内容

プログラマー経験を“上流適性”として再構築した
転職活動では、経験をそのまま並べるのではなく、ITコンサル向けに構造化して伝える必要がありました。

【再編集した主なポイント】
・要件変更時の影響分析 → 論理的思考力として整理
・現場担当者へのヒアリング → 課題抽出力へ転換
・改善提案資料 → ミニコンサルティングとして表現
・障害対応 → 課題解決プロセスの再現性として整理

その上で、ケース面接対策やITコンサル向けのロジカルシンキングを集中的に学習。実務経験と論理性を組み合わせたアプローチが評価され、選考通過率が一気に向上しました。

意思決定のポイント/自分の市場価値

ITコンサルを選んだ理由は“AI時代でも消えない価値”があるから
最終的に彼が入社を決めたコンサルファームは、技術に強い上流組織でした。決め手となったのは以下のポイントです。

1つ目は、技術知識を活かしながら上流工程へ挑戦できる環境が整っていたこと。
2つ目は、AI活用の支援案件が多く、将来性が高かったこと。
3つ目は、ロジカルシンキングと技術の両軸で市場価値を高められる点。

「単に年収が上がる転職」ではなく、「自分の将来の価値を守る転職」だと確信し、入社を決断しました。

内定・転職後の変化

上流に立ったことで、技術だけだった頃より仕事が楽しくなった
入社後は、業務改善プロジェクトやシステム導入の上流を担当。

・業務理解→課題整理→改善案の構築
・要件定義やプロジェクト推進
・AI導入の効果検証
といった、AIに代替されない領域で活躍できています。

技術だけに留まらず、ビジネスに直結する価値を提供できるようになったことで、「この選択は間違っていなかった」と実感しています。

メッセージと総括

“AIに奪われないキャリア”は自分で選び取る
プログラマー経験は確実に強みですが、時代の流れによって仕事内容が変わるのも事実です。

エージェントは職務経歴の整理に役立ち、企業からの直接スカウトは「市場でどう評価されているか」を知る手がかりになります。両方を使い分けることで、より精度の高い転職活動ができます。

「AI時代でも価値を発揮できるキャリアを作りたい」
そんな20代中盤の方には、ITコンサルという選択肢は強くおすすめできます。

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