30代 女性 マーケティング職 激務ベンチャー→大手企業のフルリモート環境へ転職事例/年収650万→750万
今回ご紹介するのは、新卒でベンチャー企業に入社し、スピード感あふれる環境でキャリアを積み上げてきたものの、労働時間の長さと出社強制の環境に限界を感じ、ワークライフバランスを求めて大手企業への転職を成功させた30代女性のストーリーです。
高学歴ゆえの「成長し続けなければならない」というプレッシャーと、「自分の時間を大切にしたい」という本音の狭間で葛藤。しかし、ベンチャーで培った「推進力」が、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進したい大手企業から高く評価されるという意外な展開が待っていました。
結果として、年収アップとフルリモート環境の両方を手に入れ、理想のキャリアと生活を実現されました。それでは、その歩みを見ていきましょう。
人物プロフィール
年齢:32歳
性別:女性
転職前:ITベンチャー企業(マーケティング責任者)
転職後:大手通信・インフラ企業(DX推進室)
転職前年収:650万
転職後年収:750万
転職動機・テーマ:深夜までの激務と完全出社の方針に疲弊し、リモートワーク中心の働き方で長く働ける環境を求めて
ざっくりまとめると
・有名大学卒業後、成長中のITベンチャーでマーケティング責任者として活躍。裁量は大きかったものの、深夜残業が常態化していました。
・コロナ禍が明けて会社が「原則毎日出社」に方針転換。往復2時間の通勤と激務が重なり、ライフプランとの両立が困難だと感じるように。
・「ベンチャーのスピード感」と「大手の資本力・環境」のいいとこ取りを狙い、大手のDX・新規事業部門に絞って活動。
・結果、フルリモート可かつ年収100万円アップの条件で、大手インフラ企業の新規事業開発ポジションに内定。
・現在は、高い推進力を武器に大手企業の変革をリードしつつ、定時後は趣味や自己研鑽に充てるメリハリのある生活を送っています。
転職前のキャリアと悩み
成長実感はあったが、生活が仕事に侵食されていた
新卒では、「若いうちから裁量権を持って働きたい」という想いで、当時社員数50名ほどのITベンチャーに入社しました。有名大学の同期たちが大手商社や金融機関に進む中での決断でした。 入社後は期待通り、マーケティングや広報、イベント企画など幅広い業務を任され、20代後半でチームリーダーに抜擢されるなど順調なキャリアを歩んでいました。
しかし、その代償としてプライベートはほぼ皆無でした。終電帰りは当たり前、土日もチャット対応に追われる日々。「高学歴なのだから、人より成果を出して当たり前」と自分自身を追い込み、走り続けてきました。
転機となったのは、会社がコロナ禍明けに「原則オフィス回帰(毎日出社)」を打ち出したことでした。ただでさえ長い労働時間に加え、往復2時間の満員電車通勤が復活。体力的に限界を感じると同時に、「30代、40代になってもこの働き方を続けられるのか?」「結婚や出産などのライフイベントと両立できるのか?」という強烈な不安に襲われました。
転職を意識したきっかけ
「優秀な女性の先輩」が次々と辞めていく現実
ふと周りを見渡すと、ロールモデルにしていた優秀な女性の先輩たちが、ライフイベントを機に次々と退職したり、非正規雇用に切り替えたりしている現実に気づきました。「この会社には、バリバリ働きながら家庭も大切にするという選択肢がないのかもしれない」と感じました。
また、リモートワークができていた時期は、通勤時間を睡眠や自炊に充てることで健康的な生活ができていました。「リモートワークは単なる福利厚生ではなく、私が長くパフォーマンスを発揮し続けるために不可欠な要素だ」と確信し、環境を変える決意を固めました。
転職活動内容
ベンチャー経験×高学歴は、大手企業の「変革人材」として最強
当初は「ワークライフバランス重視=キャリアダウン」という懸念がありましたが、エージェントとの面談で、現在、多くの大手企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)や新規事業開発に力を入れており、「社内の調整文化に染まっていない、突破力のある人材」のニーズがあることを知りました。
際して、職務経歴書や面接では以下の点をアピールすることを心掛けました。
・カオスな環境での推進力:整っていない環境で、自ら課題を発見し数字を作ってきた経験。
・デジタルリテラシー:最新のMAツールやSaaSを駆使し、業務効率化と売上向上を実現した実績。
・ロジカルとパッションのハイブリッド志向:ロジカルに戦略を立て、言語化して周囲を巻き込む力(これは大手企業の役員層への説明能力として評価されました)。
特に、「御社の豊富なリソースとブランド力があれば、私がベンチャーで培ったノウハウを何十倍ものスケールで展開できる」という点を強調しました。 その結果、「リモートワーク推奨」「残業月20時間以内」というホワイトな環境を持つ複数の大手企業からオファーをいただくことができました。
意思決定のポイント/自分の市場価値
「出社なし」が当たり前のカルチャーを選ぶ
最終的に入社を決めたのは、歴史ある大手インフラ企業の中に新設されたDX推進部署です。決め手は以下の3点でした。
・制度としてのリモートワーク定着率:制度があるだけでなく、部長クラスも地方からリモート勤務しているなど、実態として浸透していたこと。
・年収アップ:前職のベンチャーではストックオプションなどが期待できなくなっていた中、ベース給与で100万円アップの提示があったこと。
・「外様」への寛容さ:中途採用者がチームの半数を占め、プロパー社員特有の排他性がなかったこと。
「楽をするための転職」ではなく、「生産性を最大化するための環境選び」だと評価されたことが、自信に繋がりました。
内定・転職後の変化
心に余裕が生まれ、仕事の質も向上した
入社して半年が経ちましたが、生活は激変しました。 基本はフルリモートで、出社は月に1〜2回のブレインストーミングのみ。通勤に使っていた2時間は余暇時間に変わりました。
仕事面では、大手特有の承認プロセスの長さに戸惑うこともありましたが、ベンチャー時代に鍛えた「根回し力」や「資料作成スピード」を活かし、周囲が驚く速さでプロジェクトを進行できています。 「○○さんが来てから、会議が早く終わるようになった」「新しいツールの導入が進んだ」と感謝されることも多く、自己肯定感も高まりました。
何より、心身ともに健康になったことで、仕事中の集中力が格段に上がりました。長時間労働でカバーするのではなく、限られた時間で成果を出すという、プロフェッショナルとしての働き方ができています。
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