大手人材会社のCAから事業会社人事へ / 30代前半で「支援側」から「当事者」へ。年収550万→750万

大手人材紹介会社で数百人のキャリア支援に携わった経験を武器に、事業会社の人事へと転身した成功事例です。「人を紹介して終わり」ではなく、自社の社員として組織作りをリードする側へ回ることで、専門性と年収を同時に高めたケースです。是非ご覧ください。

人物プロフィール

年齢:32歳
性別:男性
転職前:大手人材紹介会社のキャリアアドバイザー(CA)
転職後:急成長中のプライム上場企業 人事部
転職前年収:550万
転職後年収:750万
転職動機・テーマ:支援者としてではなく、当事者(人事)として自社の組織成長と採用戦略に深くコミットしたい。

ざっくりまとめると

・CAとして磨いた「候補者の動機形成力」を採用戦略立案に転用
・「紹介件数」というノルマから、「組織への貢献度」という評価軸へシフト
・大手人材会社のブランドに頼らない「個としての専門性」を確立
・年収550万→750万へアップ。事業会社の課長代理級でのオファー
・採用だけでなく、入社後の教育や定着支援まで守備範囲を拡大

転職前のキャリアと悩み

「人を紹介して終わり」のビジネスモデルに限界を感じた
新卒でパソナに入社し、CAとして10年弱。求職者の希望に寄り添い、多くの内定をサポートしてきました。仕事自体にはやりがいを感じていましたが、エージェントという立場上、どうしても「入社後の活躍」までは見届けられないことに、次第に物足りなさを感じるようになりました。

また、30代に入り、「自社の利益のために人を動かす」営業活動よりも、「自社の成長のために最適な人を集め、育てる」人事としてのキャリアを追求したいという思いが強まりました。

転職を意識したきっかけ

「エージェントとしてのアドバイス」の価値に限界を感じたこと
クライアント企業の採用担当者と打ち合わせをする中で、「もっとこうすれば定着率が上がるのに」「このポジションにはこういう人材が必要だ」という確信があっても、外部の人間としては提言できる範囲に限界がありました。

「企業の内部から、本質的な組織課題を解決したい」。そう思った時、これまでのCA経験で培った「市場感」と「人の心を見極める目」を、事業会社の人事として活かすことが、自身のキャリアにおける最大のリベンジになると確信しました。

転職活動内容

CA経験を「リクルーティング能力」ではなく「組織開発の視点」で再定義
事業会社の人事採用枠は倍率が高いため、単なる「面談経験」ではなく「人事戦略」の視点を持って活動しました。

・自己分析: これまで担当した決定事例を振り返り、「なぜその候補者は定着したのか(あるいは離職したのか)」を分析。エージェント視点で見てきた「良い組織・悪い組織」の法則を言語化しました。

・職務経歴書: 「〇〇職種の決定〇名」という数値に加え、「ターゲット選定から選考プロセス改善の提案を行い、辞退率を〇%低減させた」といった、人事業務に直結するエピソードを強調。

・面接での訴求: 複数のエージェントをコントロールする「エージェントマネジメント」の知見があることをアピール。「紹介会社側の裏側を知っているからこそ、コストを抑えた質の高い採用ができる」という実利的なメリットを提示しました。

意思決定のポイント/自分の市場価値

「採用」の先にある「制度設計」まで任せてもらえる環境
内定を得た企業の中から、単なる「採用の実務担当」ではなく、将来的に「人事制度の策定」や「タレントマネジメント」にも関わることができる成長企業を選びました。

提示年収は750万円。大手人材会社のCAは残業代で稼ぐ側面もありますが、今回は「専門職(人事)」としてのベース給与が評価された形です。30代での「人事未経験(職種転換)」でありながら、CAとしての高い専門性が評価され、即戦力(マネジャー候補)としての待遇を勝ち取りました。

内定・転職後の変化

「自社のために」という誇りと、長期的な視点でのキャリア形成
現在は、中途採用の責任者として、採用戦略の立案から、入社後のオンボーディング(定着支援)までを一貫して担当しています。CA時代に培った「候補者の不安に寄り添うヒアリング力」は、面接での意向上げに非常に役立っています。

営業ノルマに追われる日々から解放され、より本質的な「組織の成長」を考えられる毎日は非常に充実しています。また、事業会社の人事としての経験を積むことで、将来的な「CHRO(人事最高責任者)」への道も見えてきました。

メッセージと総括

エージェント経験は、人事にとって最強の「武器」になる
大手でのCA経験は、実は事業会社の人事から見て非常に魅力的なスキルセットです。「市場を知っている」「人の本音を引き出せる」という強みは、人事未経験という不安を軽く凌駕します。

支援側から当事者へ。30代でこの一歩を踏み出すことは、あなたのキャリアを単なる「営業」から「経営のパートナー」へと昇華させるきっかけになるはずです。

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