清掃員から人材業界へ!「現場の視点」を武器に未経験から内定を勝ち取った成功事例

今回ご紹介するのは、26歳の男性です。商業施設の清掃員として、誰よりも早く現場に入り、黙々と床を磨き続けてきた彼が、「モノ」を磨くことから「人の可能性」を磨く仕事へ。未経験という大きな壁を、持ち前の誠実さと現場で鍛えた観察眼で乗り越え、人材エージェントへと転身した事例です。ご覧ください。

人物プロフィール

年齢:26歳
性別:男性
転職前:ビル管理会社(清掃作業員)
転職後:人材紹介会社(エージェント)
転職前年収:320万
転職後年収:400万
転職動機・テーマ:肉体労働に誇りを持っていましたが、30代、40代を見据えた際、より「対話」を通じて付加価値を生む仕事に挑戦したいと考えました。現場を知る自分だからこそ、現業職の方々のキャリアに寄り添えるはずだという確信を持ったリベンジ転職。

ざっくりまとめると

・「現場を綺麗にする」ことから「現場で働く人の未来を創る」ことへ、役割をシフトしました。

・清掃業務で培った「些細な変化に気づく観察力」を、求職者の本音を引き出すヒアリング力へ転用しました。

・「職歴のギャップ」という懸念を、4年間無遅刻無欠勤という「圧倒的な継続力」で信頼に変えました。

・エージェントの支援により、「現場の痛みを知っている」という弱みを「唯一無二の武器」へ再定義しました。

・未経験からの挑戦ながら、実直な人柄が評価され、異例のスピードで内定を獲得しました。

転職前のキャリアと悩み

「このままでいいのか」という漠然とした不安と、埋もれていく向上心
高校卒業後、地元のビル管理会社に入社しました。担当エリアをピカピカにすることにやりがいを感じていましたが、仕事の特性上、周囲と会話する機会は少なく、黙々とルーチンをこなす日々。

ふと、「自分の名前ではなく『清掃の人』としてしか認識されていない」という孤独感と、自身のビジネススキルが一切積み上がっていない現状に強い焦りを感じるようになりました。「もっと人と深く関わり、自分の言葉で誰かの役に立ちたい」という思いが、日に日に強まっていきました。

転職を意識したきっかけ

「ありがとう」の一言が教えてくれた、自分の本当の望み
清掃中に、施設のテナントスタッフから「いつも隅々まで綺麗にしてくれてありがとう。あなたのおかげで気持ちよく仕事ができるよ」と声をかけられたことがありました。

その時、私が最も嬉しかったのは、床が綺麗になったことではなく、自分の仕事が「誰かのパフォーマンスを支えていた」と実感できたことでした。ならば、単に環境を整えるだけでなく、その人が「どんな場所で、どう働くか」という人生の選択そのものを支える仕事がしたい。そう思い立ち、人材業界の門を叩きました。

転職活動内容

「清掃員のスキル」を「ビジネススキル」へ翻訳する
スーツを着た経験もほとんどない状態からのスタートでしたが、エージェントと共に「現場経験」を「エージェントとしての資質」へ翻訳する作業を徹底しました。

・自己分析:清掃員として培った「汚れを見逃さない目」を、顧客の「隠れた課題を見つける洞察力」へ。また、過酷な環境下でもやり遂げる「完遂力」をアピールポイントに据えました。

・面接対策:ビジネス敬語の習得から始め、「なぜ清掃員が人材業界なのか?」という質問に対し、「現場で働く人の不安や誇りを、誰よりも肌感覚で理解している」というストーリーを磨き上げました。

・企業選定:あえてホワイトカラー向けの洗練されたエージェントではなく、自分が経験してきたような「現場系職種」に特化した人材紹介会社をターゲットに設定しました。

意思決定のポイント/自分の市場価値

「現場を知る強み」が、社長の心に刺さった瞬間
内定をいただいた企業の社長からは、「うちの求職者は、現場で汗を流して働いている人たちだ。大卒で綺麗なオフィスしか知らないCAよりも、君のように現場の厳しさを知っている人間の方が、彼らの心に深く寄り添える」という言葉をいただきました。

「自分の過去は隠すべきものではなく、最大の武器になる」。そう気づけた瞬間に、市場価値は一気に逆転しました。未経験というハンデを、同じ境遇の人を救うための「専門性」に変えることができたのです。

内定・転職後の変化

「磨く対象」が変わっても、根底にある精神は変わらない
現在は、製造業や建設業界を志望する方々のカウンセリングを担当しています。求職者が「自分なんて…」と卑下する場面でも、「私も清掃員でした。現場の経験は必ず評価されます」と実体験を持って励ますことができ、非常に高い成約率を維持しています。

年収も上がり、毎日スーツを着てオフィスへ向かう生活は一変しましたが、根底にある「凡事徹底」の精神は変わりません。今、私は床ではなく、人のキャリアという未来を磨いています。

メッセージと総括

「職歴」に貴賤はない。その経験をどう「価値」に変えるかだけだ
もしあなたが今、現業職で「自分にはビジネススキルがない」と悩んでいるなら、それは間違いです。現場で培った誠実さ、継続力、そして働く人の痛みがわかる心は、人材業界において何物にも代えがたい資質です。

大切なのは、その経験をビジネスの言語に翻訳すること。エージェントと共に、あなたの「現場力」を「介在価値」へと昇華させてください。フィールドを変えれば、あなたの努力はもっと大きな成果となって返ってきます。

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