【30代エンジニアの転職事例】結婚・子育てを機に「働き方」を見直し、リモート不可のベンチャーから大手IT企業へ

共働き世帯が増加する中、イクメンはもはや当たり前の社会に。
結婚や子育てをきっかけに、「これまで当たり前だった働き方」に疑問を持つ方は少なくありません。特にエンジニア職は、スキル次第で多様な選択肢がある一方、環境を変える決断には勇気が必要です。

今回ご紹介するのは、フル出社必須のWeb系ベンチャーでリーダーとして活躍していた30代エンジニアの方。結婚と第一子の誕生を機に、働き方を見直し、年収を下げることなく、リモートワーク可能な大手IT企業へ転職されました。

「家庭を優先すると、キャリアや年収は犠牲になる」
そんな固定観念に対して、一つの答えを示してくれる事例です。

同じように、
・結婚や子育てを機に働き方に悩んでいる方
・今の環境に違和感を抱えながらも、一歩踏み出せずにいる方

にとって、きっと参考になる転職ストーリーだと思います。
それでは、詳しく見ていきましょう。

人物プロフィール

年齢:33歳
性別:男性
居住地:東京都
最終学歴:私立大学 理工学部 卒
転職前企業:Web系スタートアップ(社員数50名規模)
転職前職種・職位:バックエンドエンジニア/リーダー
転職前年収:700万円

転職後企業:大手IT・インターネット企業(上場)
転職後職種・職位:ソフトウェアエンジニア/メンバー
転職後年収:750万円
転職動機・テーマ:家事・育児に参加しながら働ける環境(リモートワーク等)を求めた転職。

ざっくりまとめると

・結婚と第一子誕生を機に、働き方を最優先で見直した
・フル出社必須のベンチャーでは家庭との両立に限界を感じていた
・リモートワーク制度が整った大手IT企業へ転職
・年収は700万円→750万円と微増し、生活と仕事のバランスが大きく改善

転職前のキャリアと悩み

私は新卒でWeb系スタートアップに入社し、バックエンドエンジニアとして約7年間働いてきました。
自社サービスの開発を中心に、設計・実装・運用まで幅広く担当し、30代に入る頃には開発チームのリーダーも任されていました。

仕事自体にはやりがいを感じていましたが、会社は完全出社制で、リモートワークは認められていませんでした。
リリース前は深夜まで残業することも多く、年収は700万円と一定の評価はされていたものの、私生活とのバランスには常に課題を感じていました。

転職を意識したきっかけ

結婚し、第一子が生まれたことで、生活は大きく変わりました。
私の場合、妻も仕事をしている共働き世帯なので、育児・家事は二人で協力していましたが、子どもの体調不良や保育園の送迎など、家庭での役割が増える一方、働き方はこれまでと何も変わりませんでした。

特に印象に残っているのは、子どもがまだ小さい頃に発熱し、保育園から急な呼び出しがあった日のことです。
重要なリリース対応を理由に、すぐに帰れなかった自分に対して強い違和感を覚えました。

「この働き方をこの先も続けていけるのか」
そう考えるようになり、転職を現実的に検討し始めました。

転職活動内容

転職活動では、条件を明確にしました。

・リモートワークが制度として認められていること
・エンジニア組織が一定規模以上で、属人化していないこと
・短期的な成果ではなく、長期的なプロダクト開発を重視していること

職種は引き続きソフトウェアエンジニアを希望しましたが、役職にはこだわりませんでした。
マネジメントよりも、まずは安定した環境で開発に集中できることを重視しました。

最終的に、上場している大手IT・インターネット企業から内定を得ることができました。

意思決定のポイント/自分の市場価値

最終的な意思決定で重視したのは、「働き方」と「長期的な安定性」でした。

なお今回は「家庭を優先するなら年収は下がっても仕方ない」と思われがちですが、これまでのバックエンド開発経験(設計・改善・運用まで)を棚卸しし、働き方を変えても市場価値は落ちないと判断できたため、年収を下げない条件で交渉しました。

結果として、転職後の年収は750万円と、前職から微増する形で合意することができました。

内定・転職後の変化

転職後は、フルリモートを基本とした働き方になりました。
通勤時間がなくなり、朝は子どもを保育園に送り、夕方も迎えに行けるようになりました。

業務は役割分担が明確で、無理な残業や突発的な対応も少なくなりました。
家庭を持つ社員が多く、働き方への理解がある点は、大手企業ならではだと感じています。

結果的に、仕事への集中力や生産性も以前より高まったと実感しています。

メッセージと総括

結婚や子育ては、キャリアを止める理由ではなく、
キャリアを見直すきっかけだと思っています。

働き方に違和感を覚えながらも我慢を続けているエンジニアの方がいるなら、
環境を変えることで、仕事も家庭も両立できる可能性があることを伝えたいです。

私自身、この転職を通じて「人生のフェーズに合った働き方を選ぶこと」の大切さを実感しました。

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