夜勤なし・残業なしを叶えた転職|一般病院の看護師が訪問看護へ転身した34歳ママの決断

今回は、一般病院で病棟看護師として働いてきた34歳女性が、子育てを理由に「夜勤ができない・残業ができない」状況になり、訪問看護へ転職した事例です。働き方の制約がある中でも、看護師としてのキャリアを諦めずに“続けるための選択”をしたストーリーをお届けします。

人物プロフィール

年齢:34歳
性別:女性
転職前:一般病院/病棟看護師(内科系・慢性期、主任補佐経験)
転職後:訪問看護ステーション/訪問看護師
転職前年収:520万円
転職後年収:460万円(オンコール手当別・インセンティブあり)
転職動機・テーマ:子育てで夜勤・残業が難しくなり、生活に無理のない働き方で看護を続けたい。

ざっくりまとめると

・子育てを機に「夜勤・残業ができない」状況になり、病棟勤務の継続が現実的ではなくなった

・訪問看護は、日勤中心でスケジュールが読みやすく、看護師としての経験も活かしやすい選択肢だった

・転職活動は エージェント+求人サイトの直接応募(ダイレクト) を併用し、勤務条件と教育体制を最優先で比較した

・転職後は、働き方が整っただけでなく「一人の生活に深く関わる看護」のやりがいが増えた

転職前のキャリアと悩み

一般病院で病棟勤務を続け、内科系・慢性期の患者さんを中心に看護してきました。退院支援や多職種連携にも関わり、経験は積めていたと思います。
ただ、子どもが成長するにつれて生活リズムが変わり、夜勤や急な残業が家庭に与える負担が大きくなっていきました。

病棟はどうしても急変や入退院対応があり、定時で帰ることが難しい日もあります。周りに迷惑をかけたくない気持ちと、家のことを優先したい気持ちがぶつかり、精神的にもしんどくなっていました。

転職を意識したきっかけ

子どもが体調を崩して保育園から呼び出しが続いた時期がありました。夜勤明けに呼び出し対応をするのが限界になり、「このままでは自分も家庭も壊れてしまう」と感じました。
その時に初めて、“続けるために環境を変える”必要性を現実として受け止めました。

看護を辞めたいわけではなく、むしろ続けたい。だからこそ、夜勤や残業が前提の働き方から、生活に合う働き方へ変えることを決めました。

転職活動内容

転職活動は、エージェントと**求人サイトからの直接応募(ダイレクト)を併用しました。

・エージェントには、「夜勤なし」「残業少なめ」「子育て理解」「教育体制あり」という条件を必須にして、訪問看護ステーションを中心に提案してもらいました。面接日程の調整や、オンコールの実態、残業の発生理由など、聞きにくい部分を事前に確認できたのが大きかったです。

・直接応募では、気になったステーションの求人を自分でも見つけ、見学や同行訪問の機会があるかを重点的に確認しました。訪問看護は職場によってやり方が全く違うため、求人票の条件だけで決めないようにしました。

面接では「制約だけ」を伝えるのではなく、病棟で培った観察力・家族対応・多職種連携を、訪問看護でどう活かせるかを具体的に話しました。

面接では、「医療が好きだから」ではなく、現場課題を構造化し、改善案を“運用に落ちる形”で語ることを意識しました。

意思決定のポイント/自分の市場価値

意思決定のポイントは3つでした。

・夜勤なし・残業の少なさが“制度”ではなく“運用”として守られていること
・オンコールの頻度と、出動の実態が現実的であること
・未経験でも育つ教育体制(同行訪問、相談できる仕組み)があること

自分の市場価値は、病棟で培った

・小さな変化を見逃さない観察力
・家族への説明や不安への対応力
・医師・リハ・MSWなどとの連携力
・慢性期の生活背景を踏まえたケア視点

だと整理しました。訪問看護は“生活の中の看護”なので、経験が活きると考えました。

内定・転職後の変化

転職後、一番大きいのは生活が安定したことです。夜勤がなくなり、残業も読みやすく、子どもの生活リズムに合わせられるようになりました。
精神的にも余裕ができ、仕事と家庭のどちらにも前向きに向き合えるようになりました。

仕事面では、病棟のようにチームで即対応できない分、判断力が求められます。ただその分、一人ひとりの生活に深く関われるやりがいがあります。ご本人やご家族が「家で過ごせてよかった」と言ってくれた時、訪問看護を選んでよかったと思えました。

メッセージと総括

子育てで夜勤や残業ができないのは、甘えではなく“前提条件”です。看護師を続けるために働き方を変えるのは、十分に合理的な選択だと思います。
訪問看護は、生活に合わせた働き方を作りやすく、病棟経験も活かせます。

大切なのは、条件だけでなく「教育体制」「オンコールの実態」「残業の理由」まで含めて、運用を確認すること。見学や同行訪問を活用して、自分が無理なく続けられる環境を選ぶのがおすすめです。

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