夫の転勤で仙台→東京へ|療養型病院の看護師が介護施設で年収アップを叶えた42歳の転職

今回は、仙台市内の療養型病院で病棟看護師として働いてきた42歳女性が、夫の転勤に伴う引っ越しで東京へ移転し、介護施設(有料老人ホーム)へ転職して年収アップを実現した事例です。環境変化が避けられない状況でも、経験を活かして条件を上げた転職ストーリーをお届けします。

人物プロフィール

年齢:42歳
性別:女性
転職前:仙台市内/療養型病院 病棟看護師(慢性期・高齢者看護中心、リーダー経験)
転職後:東京都内/介護施設(入居型:有料老人ホーム) 看護師(施設看護・健康管理・往診対応)
転職前年収:430万円(夜勤手当込み)
転職後年収:520万円
転職動機・テーマ:夫の転勤に伴う東京への転居で、生活基盤を整えながら経験を活かせる職場に移りたい。

ざっくりまとめると

・夫の転勤で仙台から東京へ。土地勘ゼロの中で、短期間で転職先を決める必要があった

・療養・慢性期での経験が、介護施設の「状態観察・慢性疾患管理・急変予防」に直結

・転職活動は エージェント+直接応募(ダイレクト) を併用し、待遇と業務範囲を具体で比較

・東京は求人の選択肢が多く、夜勤回数を抑えつつも手当設計で年収アップが狙えた

転職前のキャリアと悩み

仙台市内の療養型病院で、慢性期の患者さんを中心に長く関わってきました。急性期とは違い、状態は比較的落ち着いている一方で、誤嚥・褥瘡・感染・せん妄など、日々の観察と予防が重要な現場です。リーダー業務も担当し、後輩育成や多職種連携にも携わっていました。

ただ、夫の転勤が決まり、家族で東京へ引っ越すことになりました。職場を続けたい気持ちはありましたが、現実的に通勤は不可能です。限られた期間で、新しい土地での仕事と生活を同時に整える必要があり、「転職そのもの」より「引っ越し後に無理なく続けられる働き方」を優先せざるを得ませんでした。

転職を意識したきっかけ

きっかけは完全に“転居”です。転勤の辞令は突然で、引っ越し準備、住居探し、各種手続きが一気に押し寄せました。
その中で、「通勤時間が長いと続かない」「夜勤が多いと生活が崩れる」「新しい環境で、まずは安定して働けることが大事」と考えるようになりました。

一方で、東京は求人が多い分、条件交渉の余地もあると感じました。療養型で培った経験を活かせる場所なら、働き方を整えながら年収を上げる選択もできるのではないか——そう考えて、介護施設を含めて視野を広げました。

転職活動内容

転職活動は、エージェントと直接応募(ダイレクト)を併用しました。

・エージェントには、「東京での通勤負荷を抑える」「入居型施設で医療依存度が高すぎない」「オンコールの実態が現実的」「年収は下げない」を必須条件として伝えました。転居が絡むため、入社時期の調整や、見学の段取り、条件面(基本給・手当・オンコール頻度)を事前に確認できたのが助かりました。

・直接応募では、自分でも施設の運営母体や評判、医療連携体制(協力医、往診頻度、緊急搬送のルール)を調べ、候補を絞りました。求人票だけでは分からない点が多いので、面接前に見学できる施設を優先しました。

面接では「療養型で何をしてきたか」だけでなく、介護施設で求められる「予防」「急変の察知」「家族対応」「介護職との連携」を、具体的なエピソードで伝えることを意識しました。

意思決定のポイント/自分の市場価値

意思決定のポイントは3つでした。

・通勤時間が短く、生活が安定すること(引っ越し直後でも回る)

・手当設計が明確で、年収アップの再現性があること(役割手当・オンコール・評価制度)

・施設内の連携体制が整っていること(看護・介護・医師・薬局の動線)

自分の市場価値は、療養型病院で培った

・慢性期・高齢者の全身状態の観察力

・誤嚥・褥瘡・感染など“予防”の看護

・多職種連携(介護職・リハ・MSW・医師との連携)

・長期で関わるからこその家族対応

だと整理しました。介護施設は病院より医師が常駐しないことも多く、日々の観察と予防が価値になるため、経験が直結すると判断しました。

内定・転職後の変化

転職後は、生活が安定したことが一番大きいです。東京での新生活は環境変化が多いですが、通勤負荷が少ないことで気持ちにも余裕ができました。
年収面でも、基本給+役割手当+オンコール手当の設計が明確で、結果として年収アップにつながりました。

業務内容は、病院のように「治療の最前線」ではありませんが、その分「生活を守る看護」が中心になります。入居者さんの小さな変化を早く拾い、悪化を防ぐ。家族の安心につなげる。療養型でやってきた看護が、そのまま活きている実感があります。

メッセージと総括

転居を伴う転職は、気持ちの余裕がない中で意思決定を迫られます。だからこそ、「続けられる条件」を先に決めておくことが大切だと思います。
東京は求人が多い分、経験が活きる領域を選べば、働き方を整えながら年収アップも狙えます。

ポイントは、求人票の条件だけでなく「運用」を確認すること。オンコールの実態、医療連携、緊急時のルール、看護と介護の役割分担まで見学で確かめると、入社後のギャップを減らせます。転居という制約があっても、経験の価値は下がりません。条件を上げる転職は十分に可能です。

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