30歳でメーカー営業から人材紹介業界に転職し掴んだ“支援する営業”の喜び

「人のキャリアを支える仕事がしたい」──そう考えたのは、営業職として数字を追う毎日の中で、取引先の担当者が転職していく姿を見たことがきっかけでした。30歳の彼は、メーカーで培った提案力を活かし、人材紹介会社のキャリアアドバイザー職に転身。転職支援の現場で顧客満足と成果を両立し、初年度で年収1000万円を実現しました。営業スキルを「人を動かす力」として再定義した、実現性のある転職ストーリーです。

人物プロフィール

年齢:30歳
性別:男性
転職前:大手メーカー/法人営業職
転職後:人材紹介会社/キャリアアドバイザー兼リクルーティングマネージャー
転職前年収:680万
転職後年収:1000万
転職動機・テーマ:営業スキルを「人のキャリア支援」に活かし、成果と社会貢献の両立を目指すキャリアアップ転職

ざっくりまとめると

30歳、メーカー営業職から人材紹介業界へキャリアチェンジ。売るより支援する仕事を志向。面談スキルと提案力で初年度からトップアドバイザーに。年収680万→1000万を達成。営業経験を人材ビジネスに転用して成功。

転職前のキャリアと悩み

「売上目標」ではなく「人の成長」に貢献したい。
メーカー営業として7年間、全国の大手企業を担当していました。数字を追う仕事にはやりがいもありましたが、どこか「誰のために働いているのか」が見えづらい感覚がありました。取引先の担当者が転職を機にイキイキと働き出す姿を見て、「人の人生を後押しできる仕事っていいな」と感じたのが始まりです。ただ、人材業界の経験はゼロ。成果主義の世界で通用するのか、自分のキャリアが断絶してしまうのではないかという不安もありました。

転職を意識したきっかけ

「人を動かす営業」を極めたいと思った。
営業時代、成約数よりも「相手の課題を解決できたか」を重視していました。そんな自分のスタイルを客観的に見たとき、「相手のキャリア支援」という分野に近いと気づきました。友人が人材紹介会社で働いており、仕事内容を聞くうちに「自分もできるかもしれない」という確信が生まれました。最初は情報収集のつもりで転職サイトを見ていましたが、複数社からスカウトを受けたことが決め手となり、転職活動を本格化させました。

転職活動内容

営業×人材=自分の市場価値を証明するチャンス。
まず、自己分析で「自分の強み」を言語化しました。法人営業としての成果数値や提案プロセスを具体的に整理し、それを「人材紹介の営業力」として転用できる点を明確にしました。エージェント経由で3社、スカウト経由で2社の面談を受け、各社のカルチャーや事業ステージを徹底的に比較。最終的に、個人の裁量が大きく、成果に正当な報酬が反映される人材紹介会社を選びました。活動期間は約2ヶ月。選考では「即戦力性」と「クライアント志向の高さ」を評価されました。

意思決定のポイント/自分の市場価値

自分の“営業力”が人の人生を変える武器になる。
複数社の最終選考まで進みましたが、最終的に入社を決めたのは、専門職領域に強い人材紹介会社でした。意思決定の理由は、「自分のスキルが人のキャリア形成に直結する実感」を持てたからです。逆に、組織色の強い企業は自由度が低く、自分には合わないと感じました。活動を通じて、自分の市場価値は「営業×人材×提案力」という掛け算にあると気づきました。

内定・転職後の変化

努力がダイレクトに成果に変わる環境で、仕事が楽しくなった。
入社後は、前職で培ったヒアリング力を活かし、転職希望者と企業の双方に寄り添うスタイルを確立。1年目で社内トップアドバイザーとして表彰されました。収入も前職から大幅アップし、目標だった年収1000万円を達成。ネガティブな点を挙げるなら、成約件数へのプレッシャーが強い点ですが、それもやりがいの裏返しです。今後はチームを率いて、後進の育成にも挑戦したいと思っています。

メッセージと総括

「エージェント」と「ダイレクト」どちらも“活かし方”次第。
転職活動では、エージェント経由とダイレクトスカウトの両方を活用しました。エージェントは自分の強みを客観的に整理してくれる点がメリット。一方、ダイレクトはスピード感があり、企業カルチャーを直接感じられる点が魅力です。迷ったときは「自分がどう働きたいか」を軸に選ぶといいと思います。人材業界に興味のある方へ──営業経験を活かしたキャリアチェンジは、必ずしも難しくありません。

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