41才でメガバンクからWeb3スタートアップに転職し掴んだ“創る金融”という新しいキャリア
今回は、メガバンクで長年金融の基盤を支えてきた41歳男性が、ブロックチェーンを活用するWeb3スタートアップのCFOに転職した事例です。金融の常識を超えた新しい資金循環の仕組みを生み出す挑戦。その決断の背景と、リアルな変化を伺いました。
人物プロフィール
年齢:41歳
性別:男性
転職前:メガバンク/法人営業部 シニアマネージャー
転職後:Web3スタートアップ/CFO(Chief Financial Officer)
転職前年収:1300万
転職後年収:1700万
転職動機・テーマ:金融の仕組みを変える。次世代の資金循環を自分の手で。
ざっくりまとめると
・メガバンクで法人営業・資金調達支援を担当
・ブロックチェーン技術による金融変革に関心を持ち、Web3業界へ転身
・スタートアップのCFOとして、資金調達・トークン設計・財務戦略を担当
・年収1300万→1700万。金融の知識を新しい時代に活かすキャリアへ
・安定を手放し、未来の金融を創る挑戦
転職前のキャリアと悩み
「“守る金融”から、“創る金融”へ」
メガバンクでは法人営業部で10年以上勤務し、企業の資金調達やM&A支援を担当してきました。多くの経営者と関わる中で、金融の仕組みが“既存の枠組みの中でしか動かない”という現実を強く感じていました。
新しいテクノロジーやサービスが次々に登場する中で、銀行のスピード感では到底追いつけない。自分のキャリアが“管理の金融”で終わるのではなく、“創る金融”へ転換できないか。そんなモヤモヤを抱えるようになりました。
転職を意識したきっかけ
「ブロックチェーン企業との協業で見た未来」
あるプロジェクトで、ブロックチェーンを活用した資金流通システムを扱うスタートアップ企業と協業したことがありました。「これが本当の意味での金融DXだ」と感じた瞬間でした。透明性のある取引、即時決済、仲介コストの削減、すべてが金融の常識を変える可能性を持っていました。その出会いをきっかけに、自分の経験を“変革の側”で活かしたいと決意。Web3領域への転職を真剣に考え始めました。
転職活動内容
「エージェントを活用しながら、業界の理解を深めた」
初めは金融業界専門のエージェントに登録し、Fintechや暗号資産関連の求人を調査。一方で、業界の知識を深めるためにオンラインカンファレンスや勉強会にも参加しました。数ヶ月後、スタートアップ経営者との面談を経て、「トークンエコノミーを理解し、資本政策を描けるCFOを探している」とオファーを受けました。これまでの金融経験を、次世代の経済圏に活かすチャンスだと確信しました。
意思決定のポイント/自分の市場価値
「“資金の流れを設計できる人材”が求められていた」
Web3企業では、資金調達の手法やガバナンスの概念が従来と異なります。自分の経験がそのまま通用するわけではない。だからこそ、“金融の言語を翻訳できる人材”が必要とされていました。自分の市場価値は、数字の管理ではなく“仕組みの設計者”としての知識にある。その気づきが、意思決定の後押しになりました。結果的に、CFOとして資金調達とトークン発行を同時に進行させる新しい挑戦が始まりました。
内定・転職後の変化
「金融の概念が“再構築”されていく現場」
転職後は、ブロックチェーン技術を活用したトークン設計や資本政策を担当。従来の資金調達よりもスピードが速く、世界中の投資家と直接つながる新しい資金循環を体感しました。毎日が未知との遭遇ですが、金融の本質である「信頼の可視化」をテクノロジーで実現できる手応えがあります。銀行時代よりもはるかに“創造的な金融”の現場に立てていると感じます。
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