36歳の操作フィール専門エンジニアが挑んだクラウドゲームの世界

クラウドゲームの普及により、操作遅延の最適化はサービスの生命線となっています。本事例の主人公は、国内トップクラスのゲーム機メーカーで操作フィール改善を専門としてきたインタラクションエンジニアです。専用ハード特化の環境で高度な技術を磨きながらも、次第に「より広いUX全体に関わりたい」という思いが強まりました。

そんな中、外資系クラウドゲーム企業から日本法人立ち上げメンバーとして声が掛かり、UXテクニカルリードへの挑戦を決断。年収も1000万から1300万へと上昇し、自身の技術が事業KPIに直結する環境へ踏み出しました。本記事では、そのリアルなキャリア変遷を紹介します。

人物プロフィール

年齢:36歳
性別:男性
転職前:大手ゲーム機メーカー/インタラクションエンジニア(入力応答・操作フィール最適化領域)
転職後:外資系クラウドゲーム企業 日本法人/UXテクニカルリード
転職前年収:1000万
転職後年収:1300万
転職動機・テーマ:ハード依存の制約を越えて、より広いUX領域へ挑戦したかった

ざっくりまとめると

・家庭用ゲーム機向け操作フィール専門エンジニア
・ハード依存の狭い領域に課題を感じる
・クラウドゲームの技術課題に経験が刺さると気づく
・外資日本法人立ち上げフェーズでヘッドハント
・1000万→1300万へ年収アップ

転職前のキャリアと悩み

【“操作の気持ちよさ”を極めても広がらない領域があった】
私は大手ゲーム機メーカーで、入力応答・操作フィール最適化を専門とするエンジニアとして働いてきました。専用ハードに最適化する環境は魅力でしたが、30代半ばに差し掛かる頃「このまま操作感だけの専門家で終わるのか」という不安が生まれ、技術の広がりに限界を感じ始めました。

転職を意識したきっかけ

【クラウドゲームの技術課題に自分の経験が活きると気づいた】
クラウドゲーム企業の講演資料を見たことが転機でした。そこでは入力遅延削減が大きな課題として扱われており、まさに自分の専門領域でした。興味本位のカジュアル面談をきっかけに評価を受け、本格的に転職を検討するようになりました。

転職活動内容

【“実装者”ではなく“UX課題解決者”として経歴を再構築】
経歴をUX改善の成果に紐づけて整理し直し、複数チャネルで転職活動を開始。特にスカウト経由で高い評価を得て、自分の市場価値が予想以上に高いことを実感しました。

意思決定のポイント/自分の市場価値

【技術が事業の中心課題に直結する環境を選んだ】
最終的に選んだのは外資系クラウドゲーム企業日本法人。操作遅延が事業KPIに直結する環境で、自分の技術が最大限に活きると判断しました。年収も1000万→1300万へ。

内定・転職後の変化

【技術が評価され、成果が数字で返ってくる環境】
クラウド環境では最適化がそのまま継続率や満足度に反映されるため、改善の手応えが大きい。一方で、ネットワーク環境の差による難しさもあり、常に検証と改善を繰り返す日々です。

メッセージと総括

【技術を武器にする人は“環境”を選ぶべき】
自分の技術が企業の核心課題に直結しているかを見極めることが重要。エージェントとダイレクトリクルーティングを併用することで、自分が最も価値を発揮できる環境に出会えました。

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