35歳リアルタイムエフェクト専門技術者がマネージャーへ挑んだ道
家庭用ゲーム機向けにリアルタイムエフェクトを専門に手がけてきた彼が、次のキャリアとして選んだのは、外資系ゲーム会社日本法人での「ビジュアルエフェクト統括マネージャー」という役割でした。これまで培ってきた高度な専門技術を基盤に、マルチプラットフォームやクラウド・VR領域の表現設計に挑戦することを決めました。
年収は966万から1150万へと上昇し、技術者から戦略立案・チーム統括へとキャリアの幅も拡大。自身の表現と技術がより広いユーザー体験に直結する環境へ進んだ実例を紹介します。
人物プロフィール
年齢:35歳
性別:男性
転職前:大手家庭用ゲーム機メーカー/エフェクトデザイナー
転職後:外資系ゲーム会社日本法人/ビジュアルエフェクト統括マネージャー
転職前年収:966万
転職後年収:1150万
転職動機・テーマ:マルチプラットフォーム対応と裁量拡大を求めて
ざっくりまとめると
・家庭用ゲーム機向けエフェクト制作の専門技術者
・制作領域の限定性に課題感
・外資ゲーム会社から統括マネージャーとしてオファー
・966万→1150万の年収アップ
・多プラットフォーム+外部監修まで担う裁量ある環境へ
転職前のキャリアと悩み
【“ハード専用”の強みがそのまま壁になった】
私は大手家庭用ゲーム機メーカーでリアルタイムエフェクトの制作を担当してきました。HDから4Kへ進化する表現の中で、パーティクルやシェーダー、テクスチャ制作を追求してきました。しかし30代後半が見え始めた頃、制作領域が家庭用中心に限定されている現状に疑問を感じました。クラウド・VR・モバイルなど新技術への展開が難しく、自分の表現がもっと広がる余地を求めるようになりました。
転職を意識したきっかけ
【新デバイスの波が“自分ごと”になった】
クラウドゲームやVR/AR、クロスプラットフォームの流れを追う中で、エフェクト技術の存在感が強まっていることを感じました。自分の経験は今後のゲーム体験に必要な基盤である。その確信が転職検討のきっかけになりました。外資系ゲーム会社からのスカウトで、マルチデバイス横断のエフェクト統括という役割を知り、自分の技術がさらに活かせると実感しました。
転職活動内容
【制作工程を“戦略”として再定義した】
最初に行ったのは、経歴とポートフォリオの再構築でした。制作技術だけでなく、協力会社管理、新技術検証、表現設計プロセスを数値化し、UX改善にどう寄与したかを整理しました。エージェント、スカウト、ダイレクト応募を併用し、特にスカウトでは“リード経験・監修経験”が高評価でした。面接では技術だけでなく、マネジメントや表現のロジックを問われることが多く、自分の強みが再確認できました。
意思決定のポイント/自分の市場価値
【技術ではなく“領域の広さ”で環境を選んだ】
最終的に選んだ企業は外資系ゲーム会社日本法人で、ビジュアルエフェクト統括マネージャーとしての採用でした。家庭用に限らず、クラウド・VRなど多プラットフォームを横断する表現設計ができる点が決め手でした。年収も966万から1150万に上がり、自分の市場価値が“体験設計者”へ広がっていると実感しました。
内定・転職後の変化
【表現の幅も責任も大きく広がった】
転職後の担当領域はタイトルの一部から体験全体へと拡大しました。プラットフォームごとの表現設計、協力会社管理、技術検証まで幅広く担当することで、成果がユーザー体験に直結する実感が大きくなりました。
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